平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
人間は地球という母なる惑星で生きています。その地球に起こる様々な自然現象を時に享受し、そして時には為す術もなく無惨にその脅威に晒されることもあります。本作ではそんな大自然の脅威に立ち向かい、同族である人間同士の醜くもどこか実直な欲望に突き動かされる姿という所に惹かれてしまう様を味わうことが出来たかと思います。
そんな何事にも素直な海賊達が暴れる【スカル アンド ボーンズ】ストーリーに関する感想となります。
※本記事はネタバレを含みます。
〜ストーリー〜
物語はイギリスの軍艦に挑む1隻の船から始まります。キャプテン・ラスラーという船長が操るエクセター号の乗組員として、迫りくるイギリス船と戦っていきますが、さすがに海賊とはいえ統率が執れた軍の船には敵わずに沈没をしてしまいます。
大航海時代にはこんな光景が至る所で見られたのかもしれません。
なんとか一命は取り留めましたが、エクセター号は再び海に向かうことはありませんでした。生き残った海賊共は近くの小島で馬鹿騒ぎをしていますが、そんなことを尻目に主人公は助けてくれたアスナーという女性の導きで海賊の楽園と言われるサント・アンを目指すことになります。
相棒となるアスナー。後にも先にもここが最大の出番となります。
大海賊の第一歩はこの小船からです。どんな大義も始めの一歩はこんなもの。
既に亡くなっていたラスラーの手紙を土産とし、サント・アンの大海賊であるスカーロックを訪問することにしました。しかし海賊としての第一歩はそんな簡単にはいかず、まずは海賊としての格を上げることから始めます。
サント・アンに居た海賊達からもナメられまくっています。ペロペロです(笑)
私の乗ってきた船は桶と呼ばれました(笑)
サント・アンに居た職人達の手伝いを貰いながら船を持つ事ができました。その船でいくつか仕事をこなすと、ようやくスカーロックの目に止まることが出来ます。スカーロックの手足として仕事をするようになると、彼がコンパニーというフランスの商会と争っていることが分かり、スカーロックと共にそのコンパニーに嫌がらせをしていくことになりました。
嫌がらせというのは主に肉弾戦です。同じ嫌がらせでもハッキングなどをやる最近と比べると随分と分かりやすい時代ですね。
しかし我々にはコンパニーからの裏切り者がおり、スカーロックも頭を悩ませることになります。そんなスカーロックの悩みのタネもしっかりと私が処理をすると、徐々に彼の手下にも認められるようになっていきました。
スカーロックの船を持ち出したりもしましたが、これは結果オーライ?
スカーロックがコンパニーに対抗する策を改めて考える間、私は新たな取り引き先として舵輪という組織との交易を開始しました。この組織は貿易によって利益を得ている組織であり、その伝言で東のテロク・ペンジャラに向かうことになりました。
サント・アンでの舵輪の責任者は酒屋の女主人ヤニータです。
テロク・ペンジャラへの道は台風で荒れる海を越える厳しいものでしたが、たどり着いた街では新たな出会いもあります。さらに後ほどここに来ることを考慮すると、この時点で航路を確保出来たのは良かったと思います。
白波立つとはこのことです。
新たな街も海賊の島?
テロク・ペンジャラで舵輪を取り仕切っていたのはヤニータの姉のフーマです。
舵輪から交易を学んでいると再びスカーロックから呼び出しを受けました。ようやくコンパニーを黙らせる手立てを思いついたスカーロックですが、その手段は私を餌にしてコンパニーの英雄カデラックを誘き出すというものでした。しかも誘き出すだけでなく、私に対処させようというのです。
英雄の愛船スペクトル号との激しい戦いに赴きます。
まともにやっては勝てない勝負ではありましたが、機動力という唯一無二の特徴を生かしてこの戦いに勝つことができました。これによりスカーロックの周りには彼を貶める存在は居なくなります。…今は、ね(笑)
もちろん「私意外は」という意味になります。
スカーロックはテロク・ペンジャラに居るラーマ提督が助けを求めていることを告げてきました。ラーマを助けることで海賊としてさらに良い経験が積めるとのことなので、再び遠いテロク・ペンジャラに向かうことになります。そこで出会ったラーマは女性ながら船団を纏め上げてオランダと戦っており、私もその手助けをすることになります。
ラーマはとても強い女性です。
敵のレベルが一段上がったこともあり、このオランダとの戦いにはずっと苦戦をすることになります。それでも中型船を持つようになり、ゾンビのように何度でもリスポーンする無限湧き戦法で立ち向かうようになりました。
とにかく強いオランダとの戦いはいつも死闘となりました。
ラーマの手助けをしているとオランダの将軍であるファン・キンケルの目にも留まるようになります。そしてとうとうその敵将との戦いとなりましたが、戦法はやはりゾンビ一択です(笑)3回目のリスポーンで敵将を沈めることに成功しました。
たぶんファン・キンケルも私には2度と会いたく無いでしょう(笑)
オランダの将軍を沈めた私は名実共に大海賊となりました。ここからのストーリーはプレイヤー毎に異なっていくと思います。思い思いの海賊を目指していきましょう。
私ですか?私は戦いに疲れたので大海賊は目指さずに小船に揺られて昼寝でもしますよ(笑)
以上が本作のストーリーとなります。かなり話的には短く纏まっており、ほとんどがこの後のエンドコンテンツを楽しむ為のチュートリアルと言っても良いかもしれません。今後のコンテンツでスカーロック等と戦うことが出来るのでしょうか?そしてインド洋の覇権争いはどうなっていくのかは大勢いる大海賊候補(プレイヤー)次第ということになりますね。実際の大航海時代もそうだったのかもしれませんが、栄華を極めたロマンある歴史というのは意外にもあっさりと終わりを迎えるものになります。このゲームもストーリー自体はさっぱりとしすぎて終わりがわからないような収束の仕方をしましたが、果たしてここからどのように"次"を展開していくのかは楽しみではありますね。是非皆さんも海の荒くれ者達と対峙してみて次に備えてみてください。
ということで、ストーリーに関する感想は以上となります。次回はキャラクターに関する感想です。
ではまた。