どうも、こんにちは。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
永く苦しい復讐の旅も終わりを告げようとしています。復讐をしても失くしたものは帰って来ずに更なる犠牲を生み出すだけだと思いますが、それでもやりきれない想いをぶつける選択をしなくてはならない時もあります。
哀しき復讐者の物語【マフィアⅢ】最終回です。
~復讐の先にあるもの~
サルマルカーノと息子のジョルジへの復讐を果たし、目的は全て達成しました。カジノから帰ろうかと思っていると怪しい車数台がリンカーンの前に止まります。
何ですか?まだ私に手を汚せと?
車から降りて来たのは「レオ ギャレンテ」という人物です。彼はあのサルマルカーノでさえ太刀打ち出来ない程の本物の大物ギャングになります。
なんとも言えない凄みがあります。多分この方には敵いませんね。
ギャレンテは部下から離れてリンカーンと2人きりで話がしたいと言います。そこまでして話す内容というのはもちろんリンカーンの処遇についてです。
コミッションの決定ではリンカーンを消す方向で話がまとまったようです。
サルマルカーノを1人で潰したリンカーンに対し、コミッションの面々は次の犠牲者が自分になるのではないかと疑心暗鬼に陥っているようで、そうなる前に消してしまおうという考えだとか。しかしギャレンテだけはその方針とは違う提案を持ってきました。
サルマルカーノと同じように上納金さえ納めればこれまでのことも今後のビジネスのことも目を瞑ると言っています。
身の振り方をよく考えろという言葉を残してギャレンテは去っていきました。
残されたリンカーンはジェームズ神父とドノヴァンに結果を報告しに行きます。
ドノヴァンは祝福してくれました。
ジェームズ神父としてはかなり複雑な心境です。
サルマルカーノに成り代わってニューボルドーを仕切るというリンカーンをジェームズ神父は必死に説得します。しかしリンカーンが去ったとしても、サルマルカーノの代わりは別のクズが勤めるだけです。
命の恩人であるジェームズ神父の言うこと(更正)もわかりますが、ドノヴァンが言うこと(街の支配)もわかります。
さあ、このゲーム唯一と言ってもいいルート選択になります。
ジェームズ神父に従い街を出るか、はたまたドノヴァンが言うように"帝王"としてサルマルカーノに成り代わるかを選びます。
ちなみにこれによってエンディングが変わります。
私の選択は・・・
帝王は私だ!!!
街に残ることにしました。理由は簡単、前回のプレイで街を出る方を選んだからです。街を出る方のエンディングでは「その後のリンカーンの行方を知る者は誰ひとりとしていない・・・」という終わり方をしました。"そして伝説へ"のような終わり方でしたが、恐らくギャレンテに消されたのでしょうね。なので今回はこの街を支配することにしました。
支配者として始めに手を付けるのは、仲間達の処遇を決めることです。
さて諸君、今後の話をしましょうか。
机の上には酒と銃が置かれました。ドノヴァンに言われた通りに仲間を始末するなら銃を、今後も共に街を支配するなら酒を、どちらかを選んで手に取る必要があります。
そんなの1択しかありませんよね?
もちろんこれからも一緒に街を支配して貰います!もう復讐は終わりましたし、少なくとも彼らはサルマルカーノの被害にあったことで抵抗をしていただけで自発的に人を殺したりはしていなかったので信じても良いと思いました。
一応生かしておきますが、お互いを尊重することを約束してくださいね!もし喧嘩をするならすぐに私が始末しますから(笑)
その後のリンカーンの生き様はマグワイア捜査官によって語られます。
ニューボルドーの帝王として街を支配したリンカーンは、街だけではなくフロリダからカロライナまで勢力を拡大しました。しかもそれらの広大な支配地からの収入を上手いこと分配していったようです。
ニューボルドーの帝王から南アメリカの帝王に進化していました。サルマルカーノとは器が違います。
街を復興させ人気者となったリンカーン。慈善事業にも積極的で学校や病院にも彼の名前が付けられました。しかし、彼が犯した罪は消えることはありません。
このマグワイア捜査官の語りはドキュメンタリーの撮影だったようです。番組名は「リンカーン・クレイの真実に迫る!」とかでしょうか?(笑)
リンカーンが人格者としてテレビに映る度に、ジェームズ神父はリンカーンの暴走を止められなかった自らを責めているようです。
といったところでエンドロールが流れます。しかしこれで終わりではありません。もうひとり、その後の生き様を語られるべき男がいます。
上院議員から査問に掛けられていたドノヴァンです。
ドノヴァンは上院議員に尋ねます「ケネディ大統領が暗殺された時、あなたはどちらに?」と。そしてその後、自らのベトナム戦争での体験談を語った後に衝撃の事実を口にします。
もちろん上院議員は馬鹿馬鹿しいとあしらいますが、立て続けにドノヴァンの口からは事実がこぼれ落ちていきます。
おそらく全米が上院議員と同じ意見でしょうね(笑)
なんとその暗殺を依頼したのが、こともあろう目の前にいる上院議員だと言うのです。ドノヴァンはその後始末を付けるためにわざとこの査問を受けた形になります。
そしてこの男も復讐を果たしました。ドノヴァンは無償でリンカーンに協力した訳ではなく、あくまで自分もケネディ暗殺についてサルマルカーノを調査するためにリンカーンを上手く利用したんですね。
このゲームの影の主人公はもしかするとドノヴァンかもしれません。
※注)ケネディ暗殺についてはもちろん作中でのフィクションです。現実では2022年現在もその真意は明かされていません。
ということで、これにて【マフィアⅢ】は完結となります。長らくお付き合い頂きありがとうございました。リンカーン・クレイの復讐劇はお楽しみ頂けたでしょうか?
次回からはプレイ後の感想となります。
ではまた。
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— サラリーマンゲーマーmifui (@GAMER_mifui) 2022年2月28日
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