どうも、こんにちは。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
前回無事に【マフィアⅢ】のエンディングを迎えることが出来ました。
今回はプレイ後の感想となります。
~ストーリー~
まだ黒人差別が色濃く残る60年代の南アメリカが舞台となり、主人公はベトナム戦争から帰還したギャングのリンカーン・クレイという人物です。
本人はギャングから足を洗ってカリフォルニアで再起を考えていたようですが、父親代わりの弱小ギャングであるサミーの頼みでハイチ人と争ったのが事の発端でした。
ちょっとオバマに似ているサミー。ギャングには向かない良い人でした。
ハイチ人を追い払いましたが、ここで金銭の問題が発覚します。ボスであるサルマルカーノに納めるお金すら無いサミーを助ける為に自らサルマルカーノとの交渉に望むリンカーンでしたが、そこでサルマルカーノは資金調達のために銀行強盗を勧めてきました。
全てはこの銀行強盗から始まりました。お金の恐ろしさをとくと味わうことになります。
銀行強盗には成功しますが、その打ち上げでサミーと弟分のエリスはサルマルカーノとジョルジに殺されてしまいます。リンカーンもジョルジに頭を撃たれますが、ジェームズ神父の手厚い看病の甲斐もあってなんとか一命を取り留めました。
リンカーンは自分がサルマルカーノからサミーの後を継げと言われたことを断った報復だと言っていましたが、果たして本当にそうだったのでしょうか?
ここからリンカーンの復讐劇が始まります。ベトナム戦争で身に付けた知識から、まずは情報屋として戦友のドノヴァンに協力を仰ぎました。そしてじわじわとサルマルカーノの幹部達を倒していき、精神的に追い詰めます。
そのやり方も残虐の極み。わざと晒し者のように部下を殺していくことで「次はお前の番だ」というメッセージをサルマルカーノに発し続けました。
カサンドラ、バーク、ヴィトという仲間を引き入れ、各地を制圧しながらサルマルカーノの幹部を倒していきます。サルマルカーノの焦り具合やリンカーンとドノヴァンの作戦がマグワイア捜査官とドノヴァンの査問によって語られる様子、また古いビデオで撮影したような演出も多いにストーリーを盛り上げてくれました。
本編には全く登場しない"語り部"としてのマグワイア捜査官はストーリーの裏側で起きた事柄の説明役も引き受けてくれました。
少し老けた様子のジェームズ神父は復讐という悲劇に対する哀愁を醸していました。
無事にサルマルカーノへの復讐を果たしたリンカーンですが、そこには更なる裏社会の闇であるギャレンテが登場します。我々プレイヤーがボスだと思っていたサルマルカーノでさえ、単なる駒にすぎなかったということです。
上手いことやれば次回作へも繋げられそうな展開です。
あくまで"今回の私のプレイでは"という注釈を付けて言わせて貰えば、その後のリンカーンの姿には少し思うところがありました。"目には目を"という姿勢でサルマルカーノから街を奪い取ったリンカーンですが、やはり彼は多くの人間の命を奪い過ぎました。いくら後から慈善事業に注力したとても、その事実は消せないでしょう。第二、第三のリンカーンに寝首を刈られるのがオチだと思います。ジェームズ神父の言っていた「サミーと共に死ぬのが正解だったかもしれない」という言葉はプレイヤーとして心に重く響く結果となります。
現在の平和は多くの人の犠牲の上で成り立っています。それを忘れて欲に溺れるようなら明日はあなたがサルマルカーノになるかもしれませんね。
また、作中には多くの差別的な発言などが見受けられました。ゲーム冒頭で注釈が入りますが、メーカーさんはあえてこういった演出にしているようです。ゲームをプレイした方に対して少しでも差別で苦しむ方の気持ちを理解して欲しいということでしょう。
なので主人公もあえて黒人です。「奴隷解放の父」と言われるエイブラハム・リンカーンと名前が同じなのは偶然ではないでしょうね。
ということで、ストーリーに関する感想は以上になります。次回はキャラクターについての感想となります。
ではまた。
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— サラリーマンゲーマーmifui (@GAMER_mifui) 2022年2月28日
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