平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
今回も良い味があるキャラクターに沢山出会うことが出来ました。私も年間では結構な数のゲームをやっていると自負していますが、やはり面白いキャラクターがいるゲームは良作が多いと感じています。実は私も日記の中ではキャラクターに関する感想がいちばん楽しいと思うくらいで、今回も非常に振り返るのが楽しみですね。
個性が強すぎてつい筆が進む【アヴェウムの騎士団】キャラクターについての感想です。
〜キャラクター〜
ジャック
やはりまずは主人公のジャックからです。孤児として育ったジャックは貧しいながらも仲間達と楽しく生活をしていました。しかし世は戦乱の最中、ジャックが暮らしていた街も急遽敵襲を受けてしまいます。家族のように苦楽を共にしていた仲間を失い、途方に暮れるジャックはマグナスの上級騎士である不死の騎士団の元帥カーカンに拾われ訓練を受けました。5年もの期間訓練を受けたジャックは立派に成長し、見事に不死の騎士団への入隊が認可されます。元々トライアーキという特別な力を持っていたジャックは敵将サンドラックと何度も交戦をしたり、時に仲間を失いながらも徐々に力を付けていきます。当初は不死の騎士団に憧れるお調子者の青年という印象でしたが、物語の中で様々な種族や世界の理を知りながら自分の信じたことを貫くという良い意味での頑固さも身に着けました。時には恩師であるカーカンや頼りになる先輩達の意見さえも聞き流して無理矢理やりたいことをやり、それでも周りの人がなんとなくジャックのやることを容認してしまう様子は末っ子気質を可愛がるような雰囲気が見られて世界観とは裏腹な穏やかな気持ちになりました。
たぶんジャックはメンタルがかなり強いです。孤児だったことがその根本を支えているのでしょうが、この落ち込むということを知らないスタンスは私が見習う必要があるところかもしれません。
ルナ
孤児だった頃にジャックと共に生活をしていた悪友。セレンが襲撃を受けた際に亡くなったと思っていましたが実は生還しており、ラシャーンに拾われてサンドラックの右腕と呼ばれるまでに成長をしていました。ラシャーンはカーカンの策略によりマグナスが産まれない土地にされており、戦争の元で迫害を受けるのはルシウムもラシャーンも同じだということを知ります。それにより誰よりも平和を求めており、サンドラックに協力をしていたのはそれが戦争を終わらせる1番の近道だという考えからでしょう。しかし力を持ったサンドラックが変わってしまったことで彼から離れジャックを助けました。ジャックからはピンチの時しか助けてくれないと言われていましたが、逆にピンチの時には必ず助けてくれるという信頼の裏返しだと思います。ジャックからしたら本当の家族はいつまで経ってもルナだけなのでしょうね。
こんな冗談を真顔で言えるくらいお互い信頼をしています（笑）
カーカン
孤児として1人になったジャックを拾い育てた不死の騎士団の元帥。しかしその真相は傷跡を直すために命を捧げる団員を求めていたという説もあります。ルシウムをラシャーンとの戦争に勝たせるために冷徹な決断をする反面、オフの日は穏やかに絵を描いて過ごすというシーンも見受けられますが、最後はゼンダラにその座を奪われて姿を消してしまいました。サンドラックを所々支持をするふり？を見せる場面もあり、考え方も似ているような気がすることから今後のアヴェウムで反乱分子になるような雰囲気を醸し出している所は気になりました。もし次回作が出るとすればラスボス候補の筆頭になりますね（笑）
悪い人ではないのですが、少々頭が固いですね。
デヴィン
ジャックにとっては騎士団の先輩にあたるパラソンの防衛担当者。明るい性格で誰の懐にも入っていける陽キャです（笑）ルナと繋がりがあるジャックを防衛上の危険から追放しますが、その後ジャックがパラソンの危機を伝えると疑うこともなく自分の判断をすぐに謝罪するという器の大きさも見せました。しかし残念ながらこのゲームで最も良い人で好感度も高いデヴィンは唯一の被害者として軌跡の中で亡くなってしまいます。無念…
主人公の親友キャラとしては100点満点！
ゼンダラ
不死の騎士団として入団の試験官をしていたカルザスの王族。所々でジャックに"新入り"という嫌味を言っていましたが、それが後ほど敬愛を込めた言い回しだということが判明しました。口は悪く見た目も筋肉隆々なことから粗暴に見えますが、常に誠実で最善の決断を下していきます。種族や立場などには拘らず正義を貫く姿勢はカーカンから騎士団の元帥という立場を取り上げるほどです。深く関わると正論パンチの恐ろしさをとくと味わうことになりそうです（笑）
リアルで会ったらつい「背中がQRコード！」「肩にチョモランマ乗ってるのか！？」ってビルダー的な声掛けをしてしまいそうです（笑）
サデウス
カーカンの前任として騎士団を率いていた隠居の元騎士団員。その知識量はゼンダラでさえ一目を置くほどですが、騎士団を去った真相は本人曰く命懸けの傷跡の修復に耐えられなかったから逃げ出したそうです。初めてジャックが彼の元を訪ねた時には扉を壊したジャックに対して「コーヒーを飲まないとお前を張り飛ばしてしまいそうだ」というジョークをかますというユーモアセンスも見せますが、ベテランらしく常に一歩下がってアドバイスをする姿からはとても聡明さが伝わってきました。私はその姿から尊敬の意味を込めて「智将」と呼ばせていただいたくらいです。
戦闘シーンはここだけでしたが、元帥という立場であったことから戦闘力もそうとう高いと思います。
ルーク
アエロリの長でありアンダードウェルの支配者。見た目はとても怖く、魔法を食すことからマグナスからは1000年の永きに渡って恐れられてきました。そのため迫害を受けて地下へと身を隠すようになりましたが、実は人間が使った魔法を食してフォントへと還元することでアヴェウムに傷跡が増えるのを防ぐという役割を持っていたことが判明しました。まるでリアルでいうところの木々のような役割を持っていますが、見た目とは裏腹に結構話せば分かるタイプなのと、口では人間のことを恨んでいると言いながらもサデウスやジャックに対しては友達のような信頼関係を築いていきました。むしろジャックがビビるのをちょっと楽しんでいるのではないかとさえ思います。
1000年も生きるとこうも面白くなるんですね（笑）
ケンジー
オレメンに住む種族の女性。戦争には興味がありませんが、自分達に危害を加えてくる人に対してはしっかりと迎え撃つ強さを持っています。かなりサバサバとした性格で裏表が無く、友人としては付き合いやすそうな人ではありますが、思ったよりも出番が少なかったのが残念です。ちなみに私と同じくらいの世代の方は彼女を見てFFXのリュックを思い出す人も多いかもしれませんね（笑）
登場が派手だっただけにその後の活躍が限られたことは残念です。
サンドラック
敵国ラシャーンのボスにして暴君。一見するとまともな人といった印象がありますが、変な所でスイッチが入って急に凶暴になります。もし演じているとしたらかなりの名俳優なのですが、素でやっているとなると多重人格者なのかな？と感じてしまいますね。思考としてはカーカンと似ていますが、生まれ故郷であるラシャーンがカーカンの策略によってマグナスが産まれない土地にされてしまったことで不死の騎士団に対して不信感を持ち離反することになったという過去を持ち合わせており、その恨みから対立をすることになったそうです。戦争では正義も悪もありませんが、相手に剣を握る理由を作らせてしまうとその後の悲劇は免れないということが彼の行動からも良くわかりますね。
最初に会った時は意外と普通に話が出来る人かと思いましたが、段々と酷くなっていきましたね。彼を追い詰める何かがあったとしか思えません。
モルベーン
サンドラックお抱えの殺し屋。セレンを圧政により支配していましたが、復活した主人公ジャックと元サンドラックの右腕ルナによって粛清されることになりました。あまり人としての関わりは無かったので性格は分かりませんが、街のど真ん中で処刑を行うところを見た感じだと弱い立場の人には強く出て、強い人には媚びへつらうタイプでしょうね。キャラクターとしては嫌いではありませんが、リアルではパワハラ反対なので出会いたくはありません！（笑）
見た目はむしろサンドラックよりもラスボスっぽい！
キャラクターに関しては以上となります。海外翻訳っぽい言い回しをする人も所々で見られましたが、そこまでは気にならなかったという印象です。しかし本心があまり見えないキャラクターも少なく無かったというのが本音になりますね。ここら辺は画像では伝えづらいので是非実際にプレイをしてみることをオススメします。
※セルコ隊長の感想が漏れていますが、真面目そうな中間管理職という感想しか出てこなかったのであしからず（笑）
ということで、次回は操作性についての感想です。
ではまた。
