サラリーマンゲーマーmifuiの【のんびりゲーム日記】

日々プレイしているゲームの状況をのんびりと紹介していきたいと思います

アサシンクリード ミラージュ プレイ後記③


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平素より大変お世話になっております。

サラリーマンゲーマーのmifuiです。

オリジンズからオデッセイ、ヴァルハラと続いて来たRPG風のシリーズからシステムが多少変化してリブート作品となった今作ですが、よりステルスを重視した作りになっていました。その分RPGハクスラ感は減っていましたが、一撃必殺の暗殺は決まるととても気持ちが良いものでした。

普段とは様変わりして脳筋戦を控えめにした【アサシンクリード ミラージュ】操作性についての感想です。

 

〜操作性〜

まずはシステム面からですが、冒頭でも少し触れたように初代のリブート作品としてここ最近続いたレベル性やハクスラ要素を多少調整し、よりステルスを強化した仕様になっていました。しかし精巧なオープンワールドの造りや、周囲の状況を上手く利用して攻略をしていくというのは従来から続くアサシンクリードシリーズ特有のプレイ感があり、私としてはさほどやりにくさは感じませんでした。


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なんとなく見晴らしが良い映像が出ると「あぁ、アサクリ始まったな!」という感じがしますよね。

 

ステルス面を強化したことで真正面から挑んで行くような肉弾戦は多少やりにくくなっています。しかしそれが全く無い訳ではなく、時には剣を使って決闘を挑むことも必要となります。その際にはスタミナを管理しながら戦闘を行っていく訳ですが、今作ではこのスタミナが極端に少なく設定されていることからやはりメーカー側としてはそのような攻略方法は推奨はしていなかったのかなと思いました。


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時には正面から戦うこともありましたが、その方が時間も体力も消費してしまうという状態になります。ステルスの方が楽というのが正にアサシン(暗殺者)として行動をする本作の醍醐味になりますね。

 

ストーリーだけを追えばクリアまでのプレイ時間としては約15〜20時間程度になるかと思われます。これまでのアサシンクリードシリーズは50時間を越えるものも珍しく無かったので、それと比較をするとかなり短く感じますね。ですが値段もフルプライスにしては多少安く感じましたし、主人公もオリジナルではなく過去作のキャラクターの若い頃の話ということを踏まえても、今作はナンバリングタイトルというよりはスピンオフ的な立ち位置になるのかもしれません。このプレイ時間に関しては賛否あるとは思いますが、私個人としてはマンネリする前に気持ち良くクリアまで辿り着けた良い時間設定だったように思います。飽きる前に楽しくプレイしきれたという感じですね。


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主要な敵キャラも5人と少なめでした。あんまり殺りすぎると暗殺ではなくて虐殺になってしまうということでしょうか?(笑)

 

ここからは操作に関するところになります。まずは肝心のステルスアクションについてですが、今作ではあまり敵の探知能力は高くないように感じました。ほぼ真横は視界に入らず、見つかってからも多少のラグがあることから案外簡単に暗殺が成功する場面が見受けられました。これは前述した肉弾戦が弱体化されたことによる救済措置のようにも感じますが、これがよりアサシンらしさを強化しサクッと暗殺が出来る気持ち良さを生み出していたように思えます。


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前作まではレベル要素があったので格上相手だと暗殺をしようとしても倒しきれないことがありましたが、今作ではそれがないので背後さえ取れればしっかりと敵を倒すことが可能です。闇に紛れての連続キルはとても気持ちが良いものでした。

 

偵察に関しては鷲を使ったマーキングが今作も引き継ぎとなりました。しかしストーリーが進むに連れて鷲が使用出来ない敵の拠点が多くなり(鷲避けの射手が配備されている)何のためにこのシステムがあるのかと思う場面にも出くわします。ただしその分イーグルビジョンという壁を透過して近くの敵を索敵できる能力が活躍をすることになり、より緊張感がある潜入を楽しめたのも事実です。慣れないゲーム冒頭では空から探索をし、慣れてきたら敵に見付かるかどうかの緊張感にドキドキしながら潜入するという楽しみ方が出来るゲームでした。


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むしろエンキドゥの目を借りられない場合の方が事件が起こって面白いというシーンもありました。射手に追い払われた時のバシムの「すまない、エンキドゥ」は終盤の定型文ですね(笑)

 

戦闘に関しては前述の通り肉弾戦のスタミナ管理が難しく、正直に言って真正面から戦うということは推奨されていないように感じます。そもそもステルスアクションというジャンルなので当たり前なのですが、原点回帰を唱った今作の目的通りの出来となっていました。そのステルスが苦手な方のためにもしっかりと救済措置があり、それが暗殺の極意という必殺技になります。私は結局最後まで1回も使いませんでしたが(存在を忘れていました(笑))これを使えば無理にステルスをする必要も無さそうです。


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本当の意味での暗殺の極意は、リアルでの私の存在感の薄さとも言えますね(笑)

 

難易度に関してはシリーズの中でもかなり優しい部類に入ると思います。そもそもボス戦も最後のロシャン戦だけですし、ほとんどの敵はムービーの中で勝手にバシムが倒していきます。アクションよりもアドベンチャー的な要素が多いのかもしれませんが、コントローラーを置いてムービーを見入るほど暇ではありませんでした。そこら辺のバランス感覚はさすが長いことシリーズとして確立されているだけあって秀逸ですね。


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唯一のボス戦はこのロシャンだけでした。結社の幹部は皆一撃ですし、総帥のカビーハに至ってはもはや戦ってすらいません。

 

私はこれまでいくつかアサシンクリードシリーズをやってきましたが、全ての作品に手を出した訳ではありません。なのでバグダッドの街並みを見るのは本作が初めてでした(初代アサシンクリードの舞台がバグダッドだったようですね)マップの広さは思ったよりも狭く、しかしそれは昨今必要以上に拡大し過ぎたオープンワールドのゲームとの比較であり、おそらく良い意味でこれくらいが丁度良い大きさと言えるかもしれません。私自身もまだまだマップの隅々まで全てを見れている訳ではありませんが、オリジンズのようにマップの半数が砂漠であったり、オデッセイのように海が広がった島々という訳ではないのでバグダッドの街並みは結構見応えがありました。そして何より人の多さや、ちゃんと当たり判定があること、主人公によるスリの被害に会うという要素をその名もなきキャラクターの役割に当てはめるというのは造り込みとしては個人的にとても好感が持てる仕様となっています。中々リアルの世界で中東に観光というのは勇気がいると思いますが、それをこれだけ綺麗なグラフィックで擬似的に体感できるのはこのゲームの利点にも思えます。


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そんな中東の街並みをパルクールで飛び歩くのは爽快です。

 

最近のゲームではスキルや装備が非常に凝っているものも多くなりましたが、それと比較すると本作は少し控えめに感じました。スキルもさほど多く無いので、普通にストーリーをプレイするたけでほぼカンストに近い状態まで行くことが出来ます。装備品もそこまで多くはありませんし、そもそも効果もそこまで重要とは思えないので、装備によって大きく難易度が変化することも無さそうだという感じです。これが良いのか悪いのかは人によると思いますが、最近のゲームは出来ることが多すぎてちょっと手を出すだけで頭の処理能力を越えてしまう私のような脳筋にはこれくらいが丁度良かったのかもしれませんね。


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もう少しやりこめばスキルも全て取れそうでした。

 

以上で【アサシンクリード ミラージュ】に関する感想とさせていただきます。シリーズを通してプレイしている方だけでなく、名前は知っているけどやったことが無いので初めてやってみようという方、別にアクションやステルスには興味が無いけどバグダッドの雰囲気だけでも味わいたい方なんかにもオススメできる作品かと思います。是非とも皆さんの目でバグダッドの歴史ある街並みを体感してみてくださいね。

ということで、長らくお付き合いいただきありがとうございました。次回はまた別のゲームをプレイしていきたいと思います。

 

ではまた。


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