平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
前回無事にエンディングまで辿り着くことが出来ました。プレイ開始前はメタスコアなどの情報から若干の不安もありましたが、やはりゲームは自らやってみて体感しないと分からないことが多いですね。あくまでその人には合わなかっただけで、この世に面白くないゲームなんてものは存在しませんからね!
楽しくプレイ出来た【FORSPOKEN】プレイ後の感想になります。
〜ストーリー〜
今回も感想は3つに分けていきますが、まずはストーリーについてです。(注意:ネタバレありになります)大まかな流れはニューヨークの不良少女が魔法の世界に飛ばされるという物語になります。いわゆる昨今流行りの異世界転生というジャンルに非常に近しいものがありますが、あくまで生まれ変わりではなく今現状のままで飛ばされることになります(つまり異世界ものであって転生ではない)
オシャレなニューヨークの街から…
ようこそ!魔法の世界へ!
カフとの出会い
いきなりアーシアへと飛ばされて右も左も分からないフレイを導いたのは、謎の喋る腕輪カフでした。この世界のことに詳しいカフの協力を得ながら、フレイはニューヨークに帰るための行動を開始します。
腕輪が喋った時点で色々と察してきました。
希望の街シパール
魔法の世界らしくドラゴンなどと一悶着ありましたが、そんなこんなでシパールという街にたどり着きました。しかしここでもフレイは手痛い仕打ちに会います。この街の人達からしたらニューヨーカーであるフレイは変な格好をした異世界の住人です。悪魔だと疑われて裁判にかけられてしまいますが、そこでオーデンとの運命の出会いを果たします。
村八分とはこのことですね(笑)
オーデンによって助けられたフレイは彼女の要望で父ロビアンが研究していたブレイクの資料を確保しに行くことになりました。この世界で唯一ブレイクが効かない特異体質のフレイは、ロビアンを助けに行く交換条件としてニューヨークに帰るための技術であるトラーナの資料を引き渡すことでオーデンとの取り引きに応じました。
シパールから旅立つ直前にオリヴィアとの出会いを果たします。この出会いが後のフレイの運命を変えることになります。
ロビアンが残した資料を探しに行きましたが、なんとそのロビアン本人が生きていることが発覚しました。しかしロビアンをシパールに連れて帰ると、街はタンタ・サイラに襲われていました。
ロビアンを見つけましたが、既に彼はブレイクに犯されていました。
シパールの街ではサイラが呼び出した眷属との戦いになります。なんとか眷属を退けたフレイですが、の戦いでオリヴィアが亡くなってしまいました。どこか自分に似ていて親近感を持っていたオリヴィアを殺されてしまったフレイは、サイラへの復讐の意味を込めて、彼女に挑むことを決めます。
サイラの資料を探す中でジョヘッディとの出会いがありました。
オープンワールドを探索しながらサイラの城へとたどり着きます。そこではサイラのことやアーシアの歴史などが少しだけ分かりました。そして肝心のサイラとの戦いで見事勝利し、彼女の魔法を自らの力としてシパールへと凱旋しました。
タンタスレイヤーのデビュー戦となりました。
新たな脅威
無事にサイラを倒して街に凱旋しましたが、シパールの街には再びブレイクが襲いかかりました。サイラを殺したことに後ろめたさを感じるフレイは、ブレイクを巻き起こしている次のタンタとは戦う気はありませんでしたが、体調を崩しているロビアンを助けるために、薬の原材料となる樹液を取るために奇しくも次のタンタが治めているアーヴォアレットへと向かうことになりました。
この頃のフレイは、あくまでシパールを救うためではなく、自分がニューヨークへ帰るために行動していました。
アーヴォアレットで知る真実
アーヴォアレットでは無事に樹液を手に入れることができました。しかしそこでタンタ・プラーヴに目をつけられてしまいます。カフに促されるようにプラーヴと戦うことになり無事に倒しはしましたが、そこではフレイの出生に関わる事実をプラーヴから聞かされます。
ここでフレイがシンタの娘であることを知りました。
ロビアンの死と3人目のタンタ
薬の原料となる樹液を持ち帰りましたが、その間にもロビアンの病は進行してしまい結局彼を助けることはできませんでした。父を失い傷心のオーデンとも喧嘩をしてしまい、自力でニューヨークへ帰る手段を探そうと思っていたフレイに新たな魔の手が迫ります。
ニューヨークに帰る術を知る唯一の人物を失ってしまいました。
3人目のタンタであるオーラスが接触をしてきました。彼女は幻想を生み出すことができ、ニューヨークの景色をフレイに見せてきます。まるでアーシアでの旅が夢だったかのように感じるフレイですが、カフの助けもあり、その幻想を破ることに成功します。
ニューヨークに帰りたがっていたフレイですが、夢の中というのは望んでいなかったようです。
カフの裏切り
あちらから接触をしてきたことで対峙することになったオーラス。しかしオーラスの居城ではすでに彼女は亡骸となっていました。これまで通り、オーラスの能力を吸収しようとすると、カフはフレイの腕から離れ、その能力を自らのものとします。そして衝撃の事実を語り始めました。
カフの正体はササレスという悪魔でした。相棒だと思っていた彼はアーシアを滅ぼそうとしている敵だったということです。
アーシアの真実とフレイの出生の謎
フレイを殺そうとしたササレスの脅威からなんとか逃れ、タンタの魂が眠るスヴァルガーナという場所に導かれます。そこで、フレイは自身の出生の謎と、アーシアが今のような姿になってしまった歴史を学ぶことになりました。
これまで倒してきたタンタ達が親切に説明をしてくれました。
アーシアでは長らく隣国のレディッグという国との戦争が繰り広げられていました。タンタの力によって争いには勝利したアーシアですが、戦争による国力の衰えから国としての存亡の危機に陥ってしまいます。そんな隙をついて負けたはずのレディッグは最終兵器の悪魔ササレスを送り込んできました。ササレスを封印することで脅威を退けることに成功したタンタ達ですが、あまりに強大なササレスの力は彼女たちの中に滞留しじわじわと内側からタンタを蝕んでいきました。当時フレイを妊娠をしていたタンタ・シンタは自らの手によってフレイを傷つけることを恐れ、愛する我が子をニューヨークに飛ばすことを決意しました。
フレイは捨てられたわけではありませんでした。むしろタンタ達に守られていたわけです。
フレイは出生の秘密を知りながらタンタたちの力を取り戻していきました。それと同時に自らの中に眠ったタンタの力も覚醒します。アーシアに残る唯一のタンタとなったフレイはこの国を守るか、ニューヨークに帰るかの選択を迫られました。
このゲームの中で唯一の選択肢となりました。いわゆる分岐シナリオというやつです。
最終決戦
アーシアに残って戦うことを決めたフレイはシパールの街に帰ることになります。ブレイクに犯されていない最後の街となったシパールでは、既にササレスによる進攻が始まっていました。
ドラゴンにされたシンタと共にササレスに対抗していきます。
シンタと共に戦っていたフレイですが、ドラゴンとなったシンタはフレイを守るためにササレスの攻撃を受けて亡くなってしまいます。ひとりで戦うことになったフレイですが、タンタの力を覚醒させてササレスを撃ち倒すことに成功しました。
とどめはタンタ5人の力を集結した最終奥義のような必殺技でした。
平和が訪れたシパールではブレイクにより壊れてしまった世界の復旧が始まります。評議会への参加を断ったフレイはこれから壊れた世界を直す旅に出るようですが、一人で世界を回るのは大変だということで、彼女の右腕に戻ってきたカフと共に旅に出ることになりました。
また逆らったらタンタの力で教育をして差し上げましょうね(笑)
総括
以上が全体的なストーリーの流れとなりますが、感想としてはそこまで長くはないストーリーだったと感じました。しかし、その中でも分岐があったり、ストーリーを進めていく中で伏線として散りばめられた様々な謎が解けて行ったりという楽しみもありました。そこら辺は、さすが長年日本のゲーム業界をリードしてきた大手RPGメーカーだという風に感じましたね。フレイの心境が変わっていく様もプレイヤー側に伝わってきて楽しかったです。まるで次の展開が気になってサクサクと進んでしまう小説を読んでいるかのような感じがしました。これはやはり皆さんに実際に感じてほしいと思うところです。
ということで、ストーリーに関する感想は以上となります。次回はキャラクターについて感想を述べていきます。
ではまた。