平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
ようやく悲願の地球防衛を達成しました。前作と比べてもボリューム盛り沢山でやりごたえもあり、その上相変わらずのネタも続々登場するという素晴らしい作品でしたね。
そんな興奮が冷めやまない【地球防衛軍6】プレイ後の感想となります。
~ストーリー~
冒頭
急遽地球に飛来し襲撃を始めたプライマーを迎え撃つという内容となっている本作は、基本的にはこれまでのナンバリングでは単独の作品となっていました。しかし今作では初の前作からストーリーを引き継ぐ形で物語は始まります。とはいっても今作から始めても特にストーリーがわからないといったことにはならないような作り込みがされていました。
科学者との再開からストーリーは始まります。この人が前作でプロフェッサーと呼ばれていた人だと知るのは結構後になってからです。
既に前作の時点で人口は3割まで減ってしまったことは語られていました。最初に配属された基地であるベース251でも人手不足が問題となっていることから、ここで出会った大尉(後に曹長に格下げ)と共に街の治安を守っていくことになります。
街とはいっても既に人が住んでいない廃墟です。
タイムスリップ
人の姿が見当たらない街をひたすら守り続けていたEDFですが、装備の不足具合なども顕著でじわじわとプライマーに追い込まれていきます。そしてとうとう人類を片付けるためにプライマーは空に浮かぶ巨大なリングを持ち出しました。
このリングがすべての始まりです。
これまでの地球防衛のようにリングに攻撃を仕掛け、破壊を試みました。しかし攻撃を受けたリングは眩い光を放つと、なぜか私と科学者は3年前のプライマー侵攻当初へと飛ばされてしまいます。
間違えて前のナンバリングを購入してしまったかと何度もパッケージを確認しましたよ(笑)
ここから幾度となくタイムスリップを繰り返しながらプライマーのことを研究していくことになります。何度タイムスリップを繰り返しても更にそれを上回ってくるプライマーに対し、それでも諦めずに食らい付きました。クルールやスキュラ、クラーケンとどんどん強くなる敵を倒していくと、少しずつではありますがゲーム冒頭の頃の様子が変わっていきます。
とうとう地球の防衛に成功したかに思えましたが…
しかし、どんなに成功しようと最後はリングが現れて歴史を戻されてしまいます。我々はプライマー侵攻開始からリングが現れるまでの3年間という年月に閉じ込められてしまいました。
これはプライマーの勝ちが確定しているゲームだったということです。
タイムスリップからの脱出
どうやっても勝ち目が無いと思われましたが、ここで科学者はこのタイムスリップから脱却する手段を考案します。それは我々も時間を遡りプライマーの過去を叩くということです。それはミッション選択式のゲームという特性を活かしたまさかの1手でした。
そりゃあゲームなんで過去に戻ることは難しくありませんが、「それで良いの?」って思ってしまうまさかの戦略(笑)
"やられたらやり返す"というまさに倍返しの戦略でプライマーの虚を付くと、これまで自らの都合の良いように歴史を改変してきたプライマーにも焦りが見えました。これを好奇と今度こそプライマーがタイムスリップを行うために必要としているリングを落とすことにしましたが、落としたリングからはプライマーの最後の切り札が現れます。
私は一体何と戦っているのかと考えてしまいました(笑)
地球の行く末
リングを破壊されいよいよ打つ手が無くなったプライマーは更に数百年単位の未来から増援を呼びます。それがラスボスとなった龍ですが、その龍との戦いの最中にEDFはオペレーション・オメガを発動します。これは現在の時空で火星のプライマーをミサイルによって掃討することで未来から来た龍の存在そのものを消し去ってしまおうというものです。そして見事にミサイルは火星に着弾しプライマーに大きな損害を与えましたが、龍は消えることはありませんでした。
そして龍はエイリアンになりました。私は一体何と戦っているのでしょう?(パート2(笑))
消えなかった理由はタイムパラドックスが起こったからです。この戦いで人類が勝てばやはり龍は居なかったことになり、逆にプライマーが勝てば人類が居なかったことで火星にもミサイルは落ちなかったということになります。つまり、時間は人類とプライマーのどちらが勝利をするのかを見届けてから歴史を動かすことを選んだということです。どのみちこの戦いに勝利をするしか人類が生き残る術はないという訳ですね。
最後は私のガリア重キャノン砲で撃ち抜きました。人類の勝利です。
振り返り
以上がこのゲームの大まかな流れになります。最終的には私が戦いに勝ったことで人類が生き残ることになりましたが、果たしてそれは正解だったのか?ということはこの後数年の人類の歩みによってのみ証明されることだと思います。これはあくまでゲームでしたが、現実を生きる我々も今は地球の支配者のように振る舞っていますが、自然を無下に扱う様子を見かねた更に強い存在に支配されてしまう未来が決して来ないとも言い切れませんよね?
数年後の未来はこんな地獄絵図かもしれませんよ?まあその時は私がビルもろとも解体してあげますから(笑)
そしてもうひとつ注目するのはタイムパラドックスについてです。実はこれだけ科学が進んだ21世紀になっても時間の概念については解明されていないことが多くあります。なぜ止められないのか、戻ることは可能なのか、などといった研究が世界各地で今も行われている訳ですが、これを上手いこと使ってゲームのストーリーに落とし込めていたように感じました。特にゲームの中であれば過去に戻ることも可能というのは、今までわかっていてもそれを折り込んだ話作りというのを他の作品では見た覚えが無いのでかなり斬新に感じることができました。
逆に現実ではプライマーのように時間を遡ることは出来ないので、なるべく後悔しない生き方をしなさいというEDFからのメッセージでしょうか。
ということで、以上でストーリーに関する感想は終わりとなります。次回はキャラクターについて感想を述べていきます。
ではまた。