平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
スタイリッシュなアクションが特徴の本作ですが、難易度としても中々骨がある仕様になっていたと思います。私も何度か心が折れそうになってしまいましたが、諦めない心で乗り切りました(笑)これからプレイをしようと思っている方はある程度の覚悟を持ってからやってみてくださいね(死にゲーが得意な方にはオススメです)
エンジョイ勢が珍しく頑張った【Stellar BLADE】今回はシステム面の感想になります。
〜システム〜
まずはゲームのジャンルですが、基本的には1本道となるアクションゲームになります。基本的というのは所々で箱庭型のステージもあり、そのような場所では自由にルート選択をすることが可能になります。単純に道を辿る訳でも、無駄に広いフィールドをおつかいのように走り回る訳でもないという、丁度良い塩梅に設定されていたように感じました。
荒野や砂漠といったフィールドではセミオープンワールドのようなマップがあり、その他のダンジョンでは1本道のルート攻略となります。
次は戦闘に関してです。スピーディーな近接戦や多数あるスキルを簡単に発動することが出来たり、遠距離攻撃などもあります。近接戦に関してはパリィがしやすくなっている反面、避けるのはタイミングを取るのが難しく感じました。更に敵のダメージが大きく、どちらかというと死にゲーのような難易度になっていたと思います。特に後半のボスラッシュでは中々倒せずに詰んでしまうところでした。ボスとの戦いは主に敵の攻撃パターンへの慣れが勝敗を分ける大きな要因となっており、どの攻撃でガード(パリィ)と避けるアクションをするのかが大切になります。
一応敵が攻撃を繰り出す際には光によって判別が出来ますが、一瞬なので反射神経は必須となります。
私はそこまでアクションゲームが上手くないので、強力な遠距離攻撃とスキル攻撃、そしてウルトにあたるタキモードを使いながら無理矢理攻略をしていくことになりました。弾数に限りがある遠距離攻撃と、1回の戦闘で1度くらいしか使えないタキモード(ゲージが溜まらないので)は上手く使えばボスの体力の3割程を削ることが出来ます。そして特に有効なのがスキルです。バーストスキルと通常のスキルという2種類を使うことができますが、どちらも比較的数を撃つことができるので、これを如何に当てていくのかが戦略的なポイントとなりました。
起死回生のタキモード、強いのですが画面が赤くなるので見づらいですよね。
遠距離攻撃は通常弾にあたるスラグ弾とロックオン出来るミサイルのスティンガーがかなり有効でした。
ストーリー攻略では謎解きが必須となります。パズルのようなものからイヴのアクションを使うものまでかなり多くの種類があったように感じました。中には発狂必須のノーヒントパズルもありますが、時間制限などはほとんど無かったのでじっくりと考えられるのは良かったと思います。
良く観察をすればクリア出来るという丁度良い難易度でした。
あまりホラー要素は感じませんでしたが、ダンジョンのようなステージを攻略する中で特に目立ったのが敵による角待ちです。予想が出来るところには大抵敵が用意されており、アイテムなどによって誘い出すような場所もかなり多く感じました。このゲームを作った人はある意味とても良い性格をしていると感じたところです(笑)
不気味な敵は現れますが、不思議と怖さはありませんでした。どちらかといえば苛立ちを感じます(笑)
このゲームを手に取る方の1番の楽しみというのはやはりイヴなど女性キャラの美しい姿でしょう。特にこのメーカーさんはその手のゲーム作りに定評があり、本作でもしっかりと美麗なグラフィックで作り込まれていました。尻ゲーとは良く言ったものです。
カメラのアングルが絶妙なんですよね。そのせいで何枚の画像をボツにしたことやら…(笑)
収集品としては空缶などが用意されていますが、実はこれはエンディングの分岐をする上ではとても大切な要素となります。実は真のエンディングを見るには軌道エレベーターに行く前にリリーの好感度をMAXにし、特殊なイベントを出現させる必要があるそうです。そのリリーの好感度ですが、これらの収集品やサブクエストなどをやることで上げることが出来るようです。まさかこれがフラグになっているとは思っていませんでしたが、やりこんだ人ほど物語の真実に近づけるというのは面白い作りだと感じました。
あんまり真剣に収集品を集めるタイプではないので真のエンディングには辿り着けませんでした。そんなことがフラグになっているとは思いませんからね。
最後に確信に迫る感想ですが、幾度となく私は「どこかで見たことがあるゲーム」と言ってきました。そのゲームとはスクウェアエニックスさんとプラチナゲームズさんにより共同開発された【NieR:Automata】になります。侵略された地球を取り戻すために宇宙からアンドロイドが派遣されたり、実は宇宙のコロニーからAIが指示を出していたり、スタイリッシュなアクションと女性主人公の周りを飛び回るドローンという、世界観からキャラクターまで多くの共通点を感じました。しかしこれはよくあることであり、良い作品をオマージュするということに否定の意見はありません。どちらかといえば本作が面白いということは、以前プレイした【NieR:Automata】もやっぱり面白いということであり、またやってみようという気持ちにもなりました。あらためて自分の趣味や志向を再確認する良い機会になったということです。そして、似てはいるものの全く別のゲームというのも忘れてはいけませんね。
令和のニーアは鬱ゲーではなく死にゲーなので、そこの所よろしくです。
以上で【Stellar BLADE】の感想は終わりとなります。是非美しい世界と厳しい戦いを越えて私が見られなかった真のエンディングにたどり着いてみてください。
ということで、長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。次回からはまた別のゲームをプレイしていきたいと思います。
ではまた。