平素より大変お世話になっております。
サラリーマンゲーマーのmifuiです。
ゲームを開始してからどこか既視感がある物語だと思ってプレイをしていましたが、その答えはとあるゲームソフトに辿り着きました。そのゲームが何なのかは後ほど答え合わせをしますが、物語を振り返ると余計にそうだと思えてしまうかもしれません。まあそれはそれでリスペクトの心を持ってオマージュしたということで、良いネタとして使わせていただきましょうね!
パクリという言葉よりはオマージュという優しい言葉を選びながら【Stellar BLADE】ストーリーの感想です。
※本記事はネタバレを含みます。
〜ストーリー〜
宇宙船が破壊されたことでEVEプロトコルが発動し、急遽地球にポッドで降下することになったのは本作の主人公であるイヴです。緊急着陸を果たした地球はネイティブと呼ばれる化け物に支配されており、既に戦火に包まれていました。
ポッドから出られない所をタキに助けられました。
そもそも宇宙船への襲撃も地球からのものです。
他の仲間達とも一緒に敵と戦っていきますが、そこにアルファネイティブという強力な敵が現れました。仲間達は続々とやられ、タキもそのアルファネイティブにやられてしまいます。イヴはタキの命懸けの行動と、そこに現れたアダムという男性によって一命を取り留めました。
思った以上に地球は過酷でした。
助けられたイヴはアダムと共にエイドス7という都市に来ていました。イヴはアルファネイティブを、アダムはハイパーセルというものを探してこのエイドス7を散策していくことになります。初めてのボス戦などを経験したのもこのエイドス7でした。
人類最後の都市と呼ばれていたようです。
中々過酷な最初のボスであるアバドンですが、この時はまだ今後のボス戦がもっと厳しくなるとは思いませんでした。
エイドス7からモノレールで辿り着いたのは商業プラザです。この商業プラザにある記録保管庫にアダムが求めるハイパーセルがありました。それを持ち帰るには建設現場と下水道を抜けますが、綺麗な景色と暗い地下道のコンストラクトが見事でした。
人類の膨大な記録を保管していた場所ですが、これだけ荒廃してしまうと歴史よりも今を生きることの方が大切になります。
この景色を見ながらアダムは昔話をしていましたが、よく考えるとここに人が沢山いた時のことをアダムの若さで知っているのは不自然ですね。
濡れるのを嫌がるイヴ。理由は自分でも分からないようです。
下水道を抜けると広い空き地に出ましたが、そこにはポッドが落下していました。そのポッドの中を調べようとすると、辺りに叫び声のようなものが響き渡ります。なんとここはアルファネイティブの縄張りだったらしく、イヴはアルファネイティブ「ギガス」の襲撃を受けることになります。
脳筋ゴリラ対決となりました。
ギガスを下したことで初めてアルファネイティブを倒すことに成功しました。アルファコアというものを手に入れるとその場を後にしようとしますが、落下していたポッドから助けを求める声が聞こえてきます。ポッドを開けると中から可愛らしい女性が出てきましたが、彼女は第5空挺部隊に所属するリリーという女性になります。
イヴと同じようにコロニーからやって来た部隊の女性でしたが、アルファネイティブの縄張りに落ちてしまったことでポッドに2年間も隠れていたようです。
リリーを加えて3人体制になると、アダムからの提案でまだ人類が隠れ住んでいるザイオンという都市に向かうことになりました。そこではまずオルカルという街の責任者に謁見をすることになりますが、そのオルカルとハイパーセルを探すのと引き換えにアルファネイティブの居場所を探して貰うという取り引きをしました。
意外と大きな街です。雰囲気は東南アジアの都市のような感じ。
知識豊富なオルカルからはエルダーネイティブの居るネストへの入り方を教わります。
ネストに入るためにはアルファネイティブのコアを4つ集めてマスターコアを作る必要がありますが、アルファネイティブの居場所をオルカルが調べるためにはエネルギーが足りません。エネルギーを得るためにハイパーセルを探すことになり、近くの荒野にあるアルテス・レボアという遺跡に向かいました。
遺跡というより研究所ですね。時代的には現代の最新設備が遺跡と呼ばれても仕方がないのですが…。
遠距離攻撃縛りとなる遺跡の番人を倒すと、ハイパーセルを入手することができました。
遺跡の最奥地ではレガシーという記録媒体が残されており、それにはレイヴンという先行部隊の行動記録が記されていました。別の戦争があったという証拠になりますが、人類が地下に逃げ延びた事と、このタイミングでネイティブが発生したということがわかりました。
ストーリーの考察と確信に迫る貴重な資料です。
ハイパーセルを持ち替えるとオルカルからは次のアルファネイティブの居場所がマトリックス11という場所だという情報を貰えます。地下鉄と繋がっているマトリックス11では線路の上を進んでいきますが、その先にある地下道ではここに逃げ延びた人間の生活の跡を見ることが出来ます。
ホラー感満載の地下鉄です。角待ちなどが多くて別の意味でもホラーでした。
地下にいたはずがいつの間にか高所を移動することになりました。こちらの方がよっぽどホラー。
多くの方々が亡くなったのでしょう。弔いはイヴが引き受けます。
この地下道のさらに深くまで降りていくと、水没をした施設がありました。施設を抜けると浄化したプラントがありましたが、ここにはアルファネイティブとなったタキが居ます。アルファに飲み込まれて自我を失ってしまったタキを倒すと、2つ目のアルファコアを入手することができました。
まるで悪魔のように変異してしまったタキ。もうイヴのことは認識出来無さそうです。
最後の最後に自我を取り戻しましたが、彼女の想いはコロニーに帰ることになりました。
ここで手に入れたレガシーにはイヴやリリーに指示をしているマザースフィアが人類を滅ぼそうとしている黒幕だという情報が残されていました。しかし現状ではその情報が真実かはわからず、とりあえず次のハイパーセルを求めて砂漠にあるレボアに向かうことになりました。
果たしてこの情報は真実なのでしょうか?
過酷な砂漠を超えて次のレボアを向かうと、再び遠距離攻撃縛りでハイパーセルを入手します。しかしそこに残されていたレガシーからはさらに衝撃の事実を知ることになりました。なんとネイティブは元々人間であり、マザースフィアが作ったアンドロエイドスという生物との戦争に敗れた人類が力を求めた結果だそうです。そしてそのアンドロエイドスというのは話の流れからしてイヴやリリー達のことでした。
確かにイヴには人間っぽさを感じにくいですからね。逆にリリーは凄く人間っぽいですけど。
このことをオルカルに尋ねると、予想が現実であることが確信に変わりました。だからと言ってやることは変わりません、次のアルファネイティブは宇宙空間にあるということで、軌道エレベーターから宇宙を目指すことになりました。しかし、そこに向かう道中、アダムはザイオンに危機が訪れたということで離脱することになります。ここからはイヴとリリーの2人でアルファネイティブの元を目指すことになります。
一応、現代でもこのエレベーターのような構造はあるそうです。いつ実現できるかは分かりませんが…
ここからは今まで以上に厳しい戦いが待っています。まず最初に私の行く手を阻んだのは軌道エレベーターの中にいたカラクリというボスでした。かなり攻撃力が高いこのボスに苦戦をしながらもなんとか乗り越えると、とうとう宇宙へとたどり着くことができます。
もはやボスは初見で倒せないのが当たり前になっていきます。
20XX年宇宙の旅!
宇宙空間にはデモゴルゴンというアルファネイティブがいます。このアルファネイティブは宇宙ステーションごと乗っ取っており、この巨大なアルファネイティブを倒すためにイヴはレールガンを使います。しかし、レールガンを使ったことでエネルギー切れとなり、あとはこのまま地球への自由落下を待つだけとなってしまいました。そのピンチに立ち上がったのがリリーです。リリーはコロニーに連絡をし、イヴを助けるためのエクゾスーツを要請しました。
宇宙ステーションの中にいた木のようなボスはデモゴルゴンの一部だそうです。
本体は宇宙ステーションごと乗っ取っていました。
無事に地球に帰還したイヴは、リリーとともに軌道エレベーターに向かう途中で離脱したアダムを探すことにしました。そこでザイオンに向かいますが、なんとザイオンは火の海に包まれています。ザイオンを襲撃したのはタキを殺したアルファネイティブであり、その正体はレガシーに記録を残していたレイヴンでした。
人類最後の都市がこのひどい有様です。
レイヴンを退けるとオルカルの元に向かいますが、オルカルはハイパードライブの元で瀕死となっていました。そのオルカルですが、なんと彼が一番最初のアルファネイティブであることが明かされ、デモゴルゴンから回収できなかった4つ目のアルファコアはオルカルが自ら差し出しました。
もともとは他のアルファネイティブと同様に人間を襲っていたオルカル。自身の危機を助けられたことで、ザイオンではその人間達への恩返しをしていたようです。
4つのアルファコアが揃い、マスターコアが出来上がったことでエルダーネイティブが待つネストを目指すことにしました。しかしそこでも再びレイヴンが立ちはだかります。自分が選ばれずにイヴが選ばれたということを嘆くレイヴンは、その嫉妬心からイヴを邪魔しているようでしたが、結局はイヴにやられ瀕死の状態で、この後の展望を見守ることになりました。
アンドロエイドスとしてはるか昔に派遣されていたレイヴンですが、作戦を無視していたことはお咎めなしなのでしょうか?
レイヴンを倒すとネイティブの生まれる場所であるネストへと足を踏み入れます。その一番奥ではなんとアダムが待ち構えていました。実は彼がエルダーネイティブであり、イヴとひとつになることで新たな人類として生まれ変わろうとしていました。それを断ったイヴはエルダーネイティブと最後の戦いに赴きます。
新たな人類に生まれ変わることで旧人類が生み出したAIであるマザースフィアに抗おうとしています。このままでは、マザースフィアに地球が滅ぼされてしまうという危機感もあるでしょう。
イヴがアダムを倒したことで、人類は完全に滅亡することになりました。人類討伐という野望を達成したマザースフィアからイヴとリリーはコロニーへの帰還を告げられます。しかし、宇宙に行ったイヴとリリーが見たのは、地球を囲む環のようなものでした。果たして我々は一体何を信じ、何のために戦えばいいのでしょうか?その謎はストーリーを通じて明かされることはありませんでした。
分かっているのは、人類は自らが作り出したAIによって滅ぼされたということだけです。これが現実にならないことを願っています。
これはノーマルエンドであり、別のエンディングではまた違った真実が明かされると思います。あくまでこれは私が体感したストーリーの中で思うことですが、そもそも今回の作戦には「EVEプロトコル」という名前がついています。しかしイヴはたまたまポッドで地球に射出されただけに過ぎません。果たして本当にたまたまでしょうか?そもそもプロトコルとは、定められたルールなどという意味があります。つまり、これはマザースフィアが人類を滅ぼし、覇権を握るために計算されたシュミレーション通りの未来だったのではないでしょうか?そのために用いられたイヴやリリーは、元からマザースフィアの計算通りに動いたのかもしれません。我々プレイヤーの選択も、もしかすると元から計算されたものだったのかもしれませんね。そしてもう一つ残る謎としては、最後に宇宙に帰ったリリーはなぜコロニーの姿に驚いたのでしょうか?それはよく知るコロニーの姿からではなく、EVEプロトコルの中で駒として計算されていたことで、違う記憶を植え付けられていたのかもしれません。これらの真実は今作では明かされることはなさそうですが、DLCや続編で残った謎が明かされるかもしれません。もう一度この苦行をやるかどうかは分かりませんが、何週もプレイすれば、さらに真実が見えてくることでしょう。そこに関しては皆さんそれぞれプレイして感じ取ってみてください。
ということで、ストーリーに関する感想とさせていただきます。次回はキャラクターに関する感想です。
ではまた。