サラリーマンゲーマーmifuiの【のんびりゲーム日記】

日々プレイしているゲームの状況をのんびりと紹介していきたいと思います

Rise of the RONIN プレイ後記①


f:id:mifui321:20240618131850j:image

平素より大変お世話になっております。

サラリーマンゲーマーのmifuiです。

これまでありそうで無かった?幕末を舞台にしたオープンワールドの今作ですが、その物語はかなり実際の史実と近いものがあったと思います。というか、もうほぼ歴史そのものと言っても良いかもしれません。これまでもゲームから様々なことを学んできましたが、歴史系のゲームとしては最近の中では群を抜いて勉強になったと感じるものがありました。そういった意味ではこのゲームをただの遊びだけで捉えるのではなく、歴史に興味を持つための足がかりとして捉えても良いのかもしれませんね。私も久しぶりに歴史のことを沢山調べるきっかけになったので、まだプレイをしていない方は是非プレイをしながら日本の歴史を学んで欲しいと思います。

遊びじゃないので1日1時間じゃなくても良い【Rise of the RONIN】今回はストーリーに関する感想となります。

※この記事はネタバレを含みます。未プレイの方はご注意ください。

 

〜ストーリー〜

注)マルチエンディングらしいので、ここからのストーリー展開はあくまで私が体験した物語となります。

偉人が多く登場する幕末ですが、主人公は黒洲藩という場所に居る隠し刀として育てられた浪人になります。二人組で一人前という隠し刀は研師という師匠によって育てられました。そんな2人には任務として黒船への潜入が指示されます。


f:id:mifui321:20240618195837j:image

なんとゲーム冒頭からペリー暗殺の任務が言い渡されます。

 

ペリーを暗殺するために黒船へと乗り込む隠し刀ですが、そこでは青鬼と呼ばれる忍者のような人物によって任務を妨害されてしまいます。主人公は無事に脱出をすることに成功しますが、もう1人の片割れは主人公を逃がすために黒船に残って青鬼を足止めすることになりました。


f:id:mifui321:20240619070205j:image

2人で1対というのが早々に解散してしまうことになります。

 

なんとか隠れ里まで帰ることが出来ましたが、今度は隠れ里が襲撃を受けることになります。片割れを失った状態でなんとか敵を退けますが、このまま片割れが居ない状況では隠し刀としての活動も無理であり、それなら隠れ里を離れて片割れの生死を確認したいという想いも持っていました。しかしそれを知った研師からは隠れ里を離れることは掟に反すると反対をされてしまいます。どうしても諦めきれない主人公は研師を倒し、片割れ探しの旅に出ることになりました。


f:id:mifui321:20240619071047j:image

研師自身も若い頃に片割れを失っており、いずれこうなることを予見していたようです。

 

片割れ探しの旅で最初に訪れたのは横浜でした。そこでは街に入るためのゴタゴタの中で坂本龍馬と出会います。街に入ることが出来、坂本龍馬に連れられて遊郭へと向かうと、そこで黒船に乗った侍の情報を持っているという村山たかと出会いました。


f:id:mifui321:20240619071436j:image

もう1人の片割れである坂本龍馬との運命的な出会いを果たします。


f:id:mifui321:20240619071459j:image

謎の女である村山たか。後にファクターとなることに。

 

村山たかから黒船の情報との交換条件として出された遊郭を写真に収めることを達成すると、片割れと思わしき侍が日米通商修好条約を結びに来日したハリスの護衛をしているという情報を掴みました。そのハリスに会うために、日米通商修好条約を結ばせまいとしている倒幕派桂小五郎久坂玄瑞高杉晋作と出合い、親交を深めていくことになります。


f:id:mifui321:20240619071840j:image

たまたま利害が一致しただけですが、彼らとはここから長い付き合いとなります。

 

桂小五郎らと共にハリスが滞在している米国公使館を襲撃することになり現地に赴くと、そこではハリスを守る片割れの姿を確認することができました。片割れが生きていたことにひと安心をしますが、なんと片割れはハリスを守るために主人公と戦うことを選択します。


f:id:mifui321:20240619072407j:image

この時点では片割れの目的は不明です。命を助けられたアメリカへの恩返しかと思っていました。

 

片割れの生存は確認できましたが目的を話さずに戦闘から離脱をしてしまいました。今度は何故片割れが主人公と戦わなくてはならないのか?ということの答えを求めて再び旅を再開することになります。とりあえず情報も無いので、ここまでの戦いで懇意にしてきた倒幕派の方々と共に吉田松陰を救出することにしました。


f:id:mifui321:20240619124754j:image

別に吉田松陰を助ける気は毛頭ありませんでしたが、これが成り行きというやつです。

 

吉田松陰は赤鬼と呼ばれる井伊直弼に捕まっていることが分かり、忍び込んで救出をすることにしました。しかし吉田松陰はここで逃げるような真似をしては自分がこれまでしてきたことが間違いだったと認めるのと同じだと言って脱走を拒みます。代わりに彼の意志が書き記された書状を受け取りますが、それを預けた実妹の文は黒船で戦った青鬼に拐われてしまいました。


f:id:mifui321:20240619125336j:image

吉田松陰は意外と頑固な方でしたね。良くいえば信念を貫いたということでしょうか。

 

倒幕派の活動も虚しく、吉田松陰は斬首刑となりました。「諸君、狂いたまえ」の言葉を残し、この世を去ることになります。無念な思いに打ちひしがれる面々ですが、託された日本の未来を求めて再び行動を開始しました。ここから江戸へと活動の場を移すことになり、最初に集まった西方寺では拐われていた文が村山たかの手によって帰ってきます。


f:id:mifui321:20240619130312j:image

実際の最期の言葉は違うようですが、吉田松陰の最も有名な言葉を伝えたかったという演出でしょうね。


f:id:mifui321:20240619130424j:image

文を助けた村山たかは井伊直弼の侍女でした。赤鬼となった主君を救いたいという想いから行動をしていましたが、この後青鬼によって粛清されることになります。

 

江戸では桂小五郎たちのように倒幕を目論む薩摩藩が幕府に圧力をかけていました。そんな薩摩と協力をして井伊直弼を討ち取ることになります。桜田門外の変ではその井伊直弼と、青鬼こと間部詮勝らと戦いますが、ここでは実際の歴史のように井伊直弼を殺すか、もしくはifルートとして生かすのかという選択肢が現れます。


f:id:mifui321:20240619130848j:image

私は実際の歴史通り井伊直弼を討ち取りました。

 

このことにより幕府の力は更に弱まりました。そして欧州列強が日本へと進出をしてきます。久坂玄瑞は江戸で力を増す英国の力を削ぐために、英国公使館を焼き払う作戦を立案しました。その作戦を共に実行することになった私は燃え盛る英国公使館で再び片割れと相対することになります。しかしここでも何故片割れが敵対をするのかはわからず仕舞いでした。


f:id:mifui321:20240619131209j:image

わかったのは必ず戦火に出現すること、そして英国はあくまで利用しているに過ぎないということです。

 

英国公使館を焼き払った久坂玄瑞はイケイケですが、この状態に疑問を持ったのが坂本龍馬です。彼は果たしてこんなことが日本の未来の為になるのか?と考えていました。そんな最中、久坂玄瑞隅田川花火大会で幕府の要人である勝海舟を討ち取るという作戦を立案します。その実行役として私と坂本龍馬勝海舟に挑みましたが、勝海舟は争いでは日本は良くならないという考えを坂本龍馬に話します。それに共感した坂本龍馬勝海舟の意見を聞くようになっていきました。


f:id:mifui321:20240619131607j:image

粋な男、勝海舟坂本龍馬だけでなく私も彼に惹かれていきました。

 

勝海舟は日本を良くするために軍事や医療、武芸が必要だと考えていました。争い事は好まなくても降り注ぐ火の粉を払うだけの力は誇示する必要があるからです。その役目を仰せつかった主人公は江戸を駆け回り、多くの偉人とその因縁を深めていくことになります。そして因縁は幕府のトップである将軍徳川慶喜にまで及びました。


f:id:mifui321:20240619131923j:image

江戸では幕府側の方々と絡むことが多かったですね。考え方が倒幕派に比べてこちらの方が大人だったように感じます。

 

新たな日本の在り方を話し合うために京都へと赴こうという将軍の護衛として浪士組に入った主人公と坂本龍馬は、そこで後に新選組として活動をする面々と知り合うことになります。そんな彼らと共に京都への向かう道中では、江尻宿という場所で足止めを喰ってしまいました。そこでは主人公と同様に倒幕派の面々も京都を目指しており、本来なら敵同士の佐幕派倒幕派のキャラクター達が協力をして江尻宿を突破することになります。


f:id:mifui321:20240619132438j:image

チンピラによって通行止めにされていた江尻宿ですが、それを更に上回る濃いキャラクターが力ずくで乗り越えます。


f:id:mifui321:20240619132553j:image

実際にはこういった事は無かったのでしょうが、倒幕派佐幕派が共に戦果を祝う宴は見ていて非常に良い雰囲気を感じるものでした。明日からまた敵同士になる方々の協力というのはライバル関係のようでワクワクしますよね。

 

京都に到着するとすぐに浪士組の取締役である清河八郎が片割れに殺されてしまいます。それによって清河八郎と同様に浪士組の取締役をやっていた山岡鉄舟は江戸への帰還を決めます。しかし近藤勇を始めとする一部の浪士達は京都に残って将軍を護衛することを決めました。そんな彼らは新選組を名乗ることを認められます。


f:id:mifui321:20240619204100j:image

私も面白そうなので、彼らについて行くことにしました。

 

新選組として池田屋事件などの有名な捕り物を乗り越えていきます。すると長州藩禁門の変を起こしました。横浜に居た頃は懇意にしていた長州の方々ですが、京都では新選組に属していることから敵同士になります。よって主犯格の久坂玄瑞を止めることが目的となりますが、伊藤博文中岡慎太郎などが行く手を阻むことになります。そんな彼らを尽く降し、久坂玄瑞も止めることに成功します。するとそこに片割れも現れました。そしてここでようやく彼女の目的が判明します。片割れは自分たち隠し刀が必要とされる世を作るために、日本を常に戦火に晒される事を求めていました。


f:id:mifui321:20240619205259j:image

ここまで拗らせてしまうと、もうどうしようもありませんね(笑)

 

私が片割れと戦っている間、禁門の変薩摩藩による介入により幕府側の勝利に終わろうとしていました。そして敗戦の責任を一手に引き受ける形となった久坂玄瑞は、そこで切腹をして崇拝する吉田松陰の元へと旅立っていきます。


f:id:mifui321:20240619205532j:image

倒幕派佐幕派か、私と同じくらい薩摩藩はフラフラと付く側を変えていきます。


f:id:mifui321:20240619205620j:image

責任を取って辞すというのは日本の御家芸ですね。

 

勢力としては佐幕派についていましたが、平和的に解決をしたい坂本龍馬は敗北をした長州藩のことも気にかけていました。桂小五郎を呼び戻し、西郷隆盛との協定締結に協力をすることで長州藩薩摩藩という後ろ盾を手に入れます。しかしそんな坂本龍馬は何者かによる襲撃によって暫く京都を離れることになりました。坂本龍馬襲撃の犯人は新選組からの独立を果たそうとする伊東甲子太郎であり、彼らを退けたことで再び坂本龍馬が京都に戻って来ることができます。そして帰ってきた坂本龍馬は政権を返還するという妙案も持ち帰ってきます。


f:id:mifui321:20240619210328j:image

この人が戻ってくるとなんだか場が明るくなります。

 

しかし坂本龍馬がその妙案を将軍に届けようとすると、アーネスト・サトウが将軍に襲撃を仕掛けてきました。彼は美しい日本を守るために将軍にはこれ以上日本を任せていられないという言い分で襲ってきますが、これを無事に退けて将軍に大政奉還という案を提案することに成功します。これにより倒幕派薩長と幕府が話し合いの場を持つことに成功しますが、話し合いは平行線を辿り纏まりませんでした。


f:id:mifui321:20240619211504j:image

片割れの次に拗らせている人です。面倒ですねぇ(笑)


f:id:mifui321:20240619211527j:image

将軍が政府に居続けるのは元上司がずっと居座るくらい面倒なことですね。気持ちはわかります。

 

なかなか上手くいかないことに珍しく苛立ちを見せる坂本龍馬ですが、そんな彼の身にも危険が迫ります。それは実際の歴史でも暗殺された近江屋への襲撃であり、作中ではその犯人はなんと片割れでした。


f:id:mifui321:20240619211745j:image

もう一人の片割れである坂本龍馬を失ってしまいます。

 

仲介人である坂本龍馬がいなくなったことで薩長と幕府の亀裂はますます大きくなっていきました。そして取り返しのつかないほどに大きくなったその亀裂は、戊辰戦争を引き起こします。この戦争では数に勝る幕府軍が負けることになりますが、将軍が江戸に逃げ帰る要因を作ったのはまたしても片割れの襲撃になります。将軍が敗走したことで幕府は大きく力を失うことになりました。


f:id:mifui321:20240619212050j:image

近藤勇もこの戦いによって命を失うことになります。

 

幕府が力を失ったことで江戸では赤報隊が現れました。この赤報隊篤姫を襲撃しますが、これを主人公が守りきります。そしてその篤姫により同郷薩摩の西郷隆盛に和睦を勧める書状が書かれました。これにより西郷隆盛勝海舟との和睦交渉に臨むことになり、無事に和平が結ばれることになりました。その和睦交渉の最中、主人公は片割れとの決着をつけることになります。そしてとうとう拗らせに拗らせた片割れを倒すと、もう日本に戦火を及ぼすことを諦めさせ共に日本の夜明けを見ることになりました。


f:id:mifui321:20240619212603j:image

あくまでこれは結果論に過ぎませんが、変な意地を張らなければ無駄な血が流れることはなかったのかもしれませんね。


f:id:mifui321:20240619212658j:image

願わくば、もう一人の片割れとも一緒に日本の夜明けを見たかったところです。

 

そうして日本は侍の世を終え、明治の世へと移行していきました。これが本作の大まかなストーリーになります。あくまでこれは私が体験した物語になりますが、実際は分岐として坂本龍馬高杉晋作沖田総司が生きているパターンと、最期の選択肢で片割れが生きるか死ぬかに分かれます。私は沖田総司が生きており、尚且つ片割れも生きて共に日本の夜明けを見るというルートになりましたが、坂本龍馬が生きていると最後に驚くような出合いが彼にあるようです。今回私はそれを紹介することができませんでしたが、是非皆さん自身でそのパターンを体感してみてください!

 

総括

若干の創作部分はありますが、基本的には実際の歴史に習った物語となっていました。なのでプレイしているだけで勝手に幕末の勉強になるという、とても得した気分にもなります。さらに歴史上で諸説あり、真実が不明とされている部分では上手いこと犯人を片割れにすることで、不自然な物語にならないように作られているのも上手な演出だと感じました。

 

ということで、ストーリーに関する振り返りは以上とさせていただきます。改めて幕末の日本を深く知りたい方はぜひプレイしてみてくださいね。

次回はキャラクターに関する感想になります(キャラクターが多すぎるんですよね。どうしようかな…(笑))

 

ではまた。


f:id:mifui321:20240619213926j:image